皆さん、こんにちは。大阪市を中心に関西エリアでビルや商業施設などの設備工事を手掛けている大都クリーン開発株式会社です。
人々の暮らしを支える設備工事には、さまざまな種類があります。この記事では、設備工事の種類や各工事の特徴、求められるスキルについて解説します。設備工事は未経験者でも挑戦しやすい業界ですので、設備工事に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
■設備工事の主な種類
設備工事とは、建築物などの内部に電気やガス、水道、空調、通信、防災・消火などの設備を取り付ける工事のことを意味します。設備工事は、建物の骨組みが完成したあとに行われるのが一般的です。ここでは設備工事における代表的な5つの設備について解説します。
・電気設備
電気設備とは、電気を作る・送る・使うための設備の総称で、たとえば照明やコンセント、通信設備などが含まれます。電気設備工事では、送られてきた電気を引き込み、安定的に使用できるような設備を導入したり、建物の照明やコンセント、使用量メーター、分電盤などの設置を行ったりします。
・空調設備
空調設備とは、「空気調和設備」の略称で、室内の温度や湿度、気流などを調整する設備のことを意味します。具体的には、冷暖房設備や換気設備などの空調設備のことを指します。空調設備工事では、空調設備の設置や交換、換気・排気ダクトの設置、冷却・加熱コイルの設置、エアフィルターの設置、電気配線や制御システムの取り付けなどを行います。
・給排水衛生設備
給排水衛生設備とは、水を使用するための設備のことで、給排水設備と衛生設備に分けられます。給排水設備には、給水管や給水ポンプなどの給水設備、配水管や排水層などの排水設備、貯水タンクや給水タンク、雨樋や浄化槽、スプリンクラー設備などがあります。
また、衛生設備とは、シャワーや洗面台、トイレなどの設備、ガスや消火のための設備、水を再利用するための設備、通気設備、し尿浄化設備、排水処理水再利用設備などの設備です。
・防災設備
防災設備とは、災害発生時に建物内の人が安全かつ迅速に避難できるようにするための設備のことを意味します。
防災設備工事には、屋内・屋外消火栓やスプリンクラーなどの消火設備の設置、自動火災報知設備やガス漏れ火災警報設備、非常警報設備などの警報設備の設置、避難はしごや救助袋、誘導灯、誘導標識などの避難設備の設置などがあります。
・通信設備
通信設備とは、電話やインターネットなどの通信ネットワークを構築し、安定した通信環境を確保するための設備です。通信設備工事には、電話機の増設や光回線への変更工事、屋内のLAN工事、放送設備工事、インターホンなどの設備機器設置工事、防犯カメラや火災報知器などの設置工事、テレビ共同受信設備の設置工事、監視カメラやビデオレコーダーなどの設置工事などがあります。
■設備工事業界で働くメリット
設備工事業界で働く代表的なメリットは、次の4つです。それぞれについて解説します。
・高い需要と安定した収入
建物には電気設備や空調設備、給排水衛生設備などの設備が必要不可欠であることから、設備工事の需要は常に安定しているといえます。需要が安定しているということは、安定した収入にもつながります。
・スキルを磨くことでキャリアが広がる
設備工事にはさまざまな種類があるため、スキルを磨くことで活躍の場が広がります。幅広いスキルを身につけたり、専門性を高めたりしていくことで、将来的には転職や独立をするなど、さまざまなキャリア形成の可能性が広がるでしょう。
・社会インフラを支える達成感
設備工事における電気やガス、水道、空調などは、生活に欠かせない重要な社会インフラです。人々の生活を支えているということを実感しやすく、やりがいや達成感を感じられるでしょう。
・未経験者でもチャレンジしやすい環境
設備工事を行う企業は、教育制度や資格取得支援制度が整っているケースも多く、未経験者でもチャレンジしやすい環境であるといえます。設備工事にはさまざまな種類があるため、初心者でも取り組みやすいものから経験を積み、少しずつステップアップしていくことが可能です。
■設備工事で求められるスキル
設備工事では、担当する分野の専門的な知識やスキルに加えて、「チームワーク・コミュニケーション能力」や「問題解決能力」も求められます。それぞれについて解説します。
・チームワーク・コミュニケーション能力
設備工事では複数の職種が協力してプロジェクトを進めるため、スムーズに工事を進めるためにはチームワークが重要です。そして、チームワークよくプロジェクトを進行するためには、コミュニケーション能力も求められます。
・問題解決能力
設備工事では現場の状況に応じて適切に判断をして工事を進める必要があるため、問題解決能力も重要なスキルです。
資格がなくても始められますが、資格を取得することでキャリアの幅は広がります。資格取得支援制度が整備された企業であれば、働きながら資格取得を目指せます。
■設備工事でのキャリアパス
設備工事でのキャリアパスにはさまざまなケースが考えられますが、ここでは一般的なキャリアパスについて解説します。
・未経験者歓迎の会社でスタート
未経験者歓迎の会社は、教育制度や資格取得支援制度がしっかりと整備されているケースが多いです。簡単な作業から始めたり、先輩社員からの指導を受けたりするなかで、基本的な知識やスキルを身につけながらステップアップしていけるでしょう。
・現場経験や資格取得でのステップアップ
基本的な知識やスキルが身についたら、さまざまな現場で経験を積んでいくとよいでしょう。また、電気工事士やガス主任技術者、施工管理技士など設備工事に活かせる資格を取得して専門的な知識やスキルを身につけることで、さらに幅広い現場で活躍できるようになります。
・現場管理・チームリーダーに成長
現場経験を積んで専門的な知識やスキルを身につけていくと、現場管理やチームリーダーとして活躍することも可能です。現場管理とは、作業の進捗や品質、安全などを総合的に管理する業務のことです。また、チームリーダーとは、チームの目標を達成するために、総合管理や指導を行う役割を意味します。
■まとめ
設備工事は、電気設備や空調設備、給排水衛生設備など、建物に欠かせない設備の工事を行う仕事です。人々の暮らしを支える重要な社会インフラとして、今後も安定した需要が見込まれます。
未経験者でも働きやすいような制度が整備された企業も多いため、「人の役に立ちたい」「やりがいのある仕事をしたい」という人にも挑戦しやすい業界であるといえるでしょう。
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