設備系資格の難易度は?難易度ランキングや初心者におすすめの資格を紹介!

皆さん、こんにちは。大阪市を中心に関西エリアでビルや商業施設などの設備工事を手掛けている大都クリーン開発株式会社です。


「設備業界でキャリアアップしたいけど、どんな資格を取ればいい?」

「資格の難易度や、自分に合ったものが知りたい」


そんな風に考えている方も多いのではないでしょうか。 設備系の資格には実に多くの種類があり、それぞれに求められる知識やスキル、そして難易度が異なります。


この記事では、設備業界のプロである私たちが、代表的な資格の概要から難易度ランキング、そして資格取得のメリットまでを徹底解説します。未経験の方や、これから業界を目指す方にぴったりの資格も紹介しますので、ぜひあなたのキャリアプランの参考にしてください。




■これだけは押さえたい!代表的な設備系資格5選



まずは、設備業界で活躍するために欠かせない代表的な資格を5つご紹介します。それぞれの資格が、どのような仕事につながるのかを具体的に見ていきましょう。



・電気工事士(第一種・第二種)

暮らしに不可欠な電気を安全に供給するための、まさに「電気のプロ」の証明となる国家資格です。 第二種は、一般住宅や小規模な店舗など、私たちの生活に最も身近な場所の電気工事(600V以下)を担当します。一方、第一種を取得すると、ビルや工場といった大規模な施設(最大電力500kW未満)の工事も可能になり、活躍の場が大きく広がります。 どちらも学歴や実務経験を問われず誰でも受験できますが、第一種の免状取得には実務経験が必要です。



・電気工事施工管理技士(1級・2級)

電気工事の現場全体をマネジメントする、いわば「現場の司令塔」です。 工事の計画立案から、スケジュールや安全、品質の管理まで、工事を円滑に進めるための重要な役割を担います。 2級は一般建設業の「主任技術者」として、1級は特定建設業の「監理技術者」として、より大規模で責任のあるプロジェクトを率いることができます。キャリアアップを目指す上で非常に強力な資格です。



・電気主任技術者(第1〜3種)

発電所や変電所、工場、ビルなど、あらゆる電気設備の安全を守る「保安監督のエキスパート」です。 電気事業法に基づき、電気工作物の工事や運用に関する保安監督を行うための国家資格で、扱える電圧の範囲によって第1種から第3種までに分かれています。社会インフラを支えるという、大きなやりがいと責任のある仕事です。



・管工事施工管理技士(1級・2級)

空調設備や給排水設備、ガス管など、建物の快適性と機能性を支える「配管のエキスパート」です。 配管工事における施工計画の作成から、工程・安全・品質の管理までを一手に担い、現場をまとめるリーダーとして活躍します。この資格を持つ技術者は、あらゆる建築現場で必要とされる重要な存在です。



・消防設備士(甲種・乙種)

火災から人々の命と財産を守る、消防設備のスペシャリストです。

消火器やスプリンクラー、自動火災報知設備などの点検・整備、そして工事を行います。乙種は点検・整備のみ、甲種はそれに加えて工事も担当できます。扱う設備によって細かく種類が分かれており、社会的な貢献度が非常に高い、誇りを持てる資格です。




■設備系資格の難易度ランキング



ここでは、特に難易度が高いとされる資格をランキング形式でご紹介します。合格率もあわせて参考にしてください。



①第1種電気主任技術者

電気系資格の最高峰ともいえる超難関資格です。すべての事業用電気工作物の保安監督が可能になります。 直近の合格率は、一次試験が約30%、二次試験が約15%、最終的な合格率は約5%と非常に狭き門です。長期的な学習計画と深い専門知識が求められます。


出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第一種電気主任技術者試験の試験結果」



②1級管工事施工管理技士

大規模な配管工事の現場責任者となれる資格です。2級に比べて試験範囲が広く、より高度な専門知識と実務経験が問われます。 令和5年度の合格率は、第1次検定が37.5%、第2次検定が62.1%でした。


出典:一般財団法人 全国建設研修センター「合格発表公表資料」



③1級電気工事施工管理技士

大規模な電気工事の現場責任者として活躍するための資格です。こちらも2級より難易度が高く、合格には入念な対策が必要です。 令和5年度の合格率は、第1次検定が40.6%、第2次検定が53.0%でした。


出典:一般財団法人 建設業振興基金 施工管理技術検定「過去の受検状況・検定問題・合格基準」




■設備系の資格を取得するメリットとは?



難易度の高い資格もありますが、それを乗り越えてでも取得する価値は十分にあります。具体的なメリットを2つご紹介します。



・収入アップ、資格手当が支給される

資格を取得すれば、担当できる業務の幅が広がり、より専門性の高い仕事を任されるようになります。これは昇給や昇進に直接つながります。また、多くの企業が「資格手当」を設けており、月々の給与がアップするため、努力が目に見える形で報われます。



・転職、キャリアアップに有利

資格は、あなたの知識とスキルを客観的に証明する「武器」になります。転職市場での価値が高まるのはもちろん、社内でのキャリアアップにも非常に有利です。より責任のあるポジションを目指したり、将来的に独立を考えたりと、自身のキャリアの選択肢を大きく広げることができます。




■初心者におすすめの設備系資格



「いきなり難易度の高い資格はハードルが高い…」と感じる方へ。ここからは、初心者や未経験の方でも挑戦しやすく、キャリアの第一歩として最適な資格を2つご紹介します。



・第二種電気工事士

電気工事の入門資格として、毎年多くの人が挑戦しています。受験資格に制限がなく、誰でもチャレンジできるのが魅力です。私たちの生活に最も身近な住宅や店舗の電気を扱えるようになるため、仕事での活躍はもちろん、プライベートでも役立つ知識が身につきます。まずはこの資格からスタートし、実務経験を積んで第一種を目指すのが王道のキャリアパスです。



・消防設備士乙種4類

火災報知設備やガス漏れ警報設備など、多くの建物に設置が義務付けられている設備の点検・整備を行える国家資格です。建物の安全を守る上で必要不可欠なため、常に安定した需要があります。消防設備士の資格の中でも比較的取り組みやすく、最初の目標としておすすめです。




■まとめ



設備系の資格は、あなたの市場価値を高め、キャリアを豊かにするための強力なパスポートです。初心者向けの資格からステップアップし、計画的に上位資格を目指すことで、収入もやりがいも大きく向上させることができます。


資格取得はゴールではなく、理想のキャリアを築くためのスタートラインです。この記事を参考に、ぜひあなたに合った資格を見つけ、新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。




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私たち大都クリーン開発は、大阪府大阪市を拠点に、ビルや商業施設の水道・電気・空調などのメンテナンスや設備工事を手掛けるプロフェッショナル集団です。現在、私たちと一緒に未来を創る設備メンテナンス作業員と設備施工管理の仲間を募集しています。


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