皆さん、こんにちは。大阪市を中心に関西エリアでビルや商業施設などの設備工事を手掛けている大都クリーン開発株式会社です。
2級管工事施工管理技士は、建設現場では欠かせない重要な資格のひとつです。この記事では管工事施工管理技士の概要や試験の概要、合格率や難易度、取得するメリットについて解説します。資格取得を検討している方や配管工事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
■管工事施工管理技士とは?
管工事施工管理技士とは、配管工事における施工計画や工程管理、品質管理、安全管理を行う国家資格です。具体的にはガス配管や上下水道の配管、空調関連のダクト工事などさまざまな配管工事に携わり、建設現場では欠かせないエキスパートとして幅広いニーズがあります。
管工事施工管理技士には、1級と2級があります。1級の取得者は、主任技術者や監理技術者、専任技術者として勤務することが可能です。2級の場合は専任技術者と主任技術者のみになります。
1級と2級で仕事内容に大きな違いはないものの、1級では大規模な工事現場の施工管理や安全管理、2級では中小規模の工事現場での施工管理などを行うのが一般的です。まずは2級から取得を目指し、経験を積みながら1級を取得するのがよいでしょう。
■2級管工事施工管理技士の試験概要
2級管工事施工管理技士の資格を取得するためには、「第一次検定」と「第二次検定」の試験を受ける必要があります。それぞれの概要について解説します。
・「第一次検定」の試験内容
第一次検定の受験資格は、その年度中における年齢が17歳以上であることが条件です。たとえば令和7年の場合は、「令和7年度中における年齢が17歳以上の者(平成21年4月1日に生まれた者も含む)」と定められています。
第一次検定の試験は、マークシート方式の筆記試験です。「機械工学等」「施工管理法」「法規」の3つの分野から出題され、得点が60%以上で合格となります。
出典:一般財団法人 全国建設研修センター「2級管工事施工管理技術検定」
出典:一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 受検の手引【PDF】受検の手引(2級第一次検定 前期)」
・「第二次検定」の試験内容
第二次検定の受験資格は、「2級第⼀次検定合格後、実務経験3年以上」または「1級第一次検定合格後、実務経験1年以上」となっています。
第二次検定は、記述式の筆記試験です。施⼯管理法に関する内容が出題範囲で、必須問題と選択問題があります。第一次検定と同様に、得点が60%以上で合格となります。
検定基準には「主任技術者として、管⼯事の施⼯の管理を適確に⾏うために必要な知識を有すること」「主任技術者として、設計図書で要求される設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、設備の施⼯図を適正に作成し、及び必要な機材の選定、配置等を適切に⾏うことができる応⽤能⼒を有すること」と明記されています。
■2級管工事施工管理技士試験の合格率・難易度は?
2級管工事施工管理技士試験の合格率と難易度について、第一次検定と第二次検定のそれぞれについて解説します。
・「第一次検定」の合格率・難易度
令和6年度の第一次検定の合格率は、約66%です。難易度は公表されていないものの、出題範囲が明確に示されているため、過去問をもとに学習すれば十分合格を狙えるといえるでしょう。
・「第二次検定」の合格率・難易度
令和6年度の第一次検定の合格率は、約62%です。第一次検定と同様に難易度は公表されていないものの、出題範囲が明確に示されているため、過去問をもとに記述式の試験形式の対策を重ねれば十分合格を狙えるといえるでしょう。
出典:一般財団法人 全国建設研修センター:管工事施工管理技士(1級・2級)合格率
■2級管工事施工管理技士の資格を取得するメリット
2級管工事施工管理技士の資格を取得することで、仕事の幅が広がったり、キャリアアップにつながったりといったメリットがあります。それぞれのメリットについて解説します。
・仕事の幅が広がる
資格を取得することはスキルの証明にもなるため、担当できる仕事の幅が広がります。管工事施工管理技士の資格は配管工事についての専門的な知識やスキルがあることを証明する資格なので、資格を活かしてさまざまな業務を担当できるようになるでしょう。
とくに2級管工事施工管理技士の場合は、一般建設業の専任技術者や主任技術者として活躍できるチャンスが広がります。
・キャリアアップにつながる
管工事施工管理技士は国家資格であるため、より責任の重い業務を任され、さまざまな業務経験を積むことにもつながります。とくに専任技術者になると、発注者と技術的な内容の交渉を行い、工事の見積書を担当できるようになるため、よりスキルアップにつながるでしょう。幅広い経験を積むことは、将来的なキャリアアップにもつながります。
また、管工事施工管理技士の資格は転職の際にも有利に働く場合が多いです。キャリアアップを目指して転職を検討する際にも、管工事施工管理技士の資格保有者であれば重宝される存在となるでしょう。
■まとめ
管工事施工管理技士は、配管工事においてさまざまな管理を行うための国家資格です。建物に欠かせない水道やガスの配管工事、空調関連のダクト工事などを担当するため、建設現場では必要不可欠な存在として幅広いニーズがあります。
管工事施工管理技士は1級と2級があり、最初は2級の取得から目指すのがおすすめです。2級は中小規模の工事現場を担当する場合が多く、経験を積みながら1級の取得を目指すとより仕事の幅が広がるでしょう。資格を取得すると担当できる業務の幅が広がるほか、キャリアアップにもつながるため、計画的に取得を目指せるとよいでしょう。
2級管工事施工管理技士試験の合格率は第一次検定が約66%、第二次検定が約62%となっており、きちんと対策を重ねて受験すれば十分に合格を狙える難易度です。過去問に取り組みながら出題傾向を把握し、資格取得を目指しましょう。
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