皆さん、こんにちは。大阪市を中心に関西エリアでビルや商業施設などの設備工事を手掛けている大都クリーン開発株式会社です。
管工事の仕事に興味をお持ちの方のなかには、「2級管工事施工管理技士」の資格取得を考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、同時に「実務経験がないと受験できないのでは?」「そもそも自分に受験資格があるのか分からない」といった不安や疑問を抱えているかもしれません。
この記事では、2級管工事施工管理技士の最新の受験資格を分かりやすく解説し、実務経験なしでチャレンジする方法や、資格取得がもたらす大きなメリットをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
■【結論】実務経験がなくても「第一次検定」は受験可能!

2級管工事施工管理技士の資格は、「第一次検定」と「第二次検定」の2段階の試験に合格することで取得できます。このうち、実務経験がなくても受験できるのは「第一次検定」です。
•第一次検定:
試験が実施される年度中に17歳以上になる方であれば、学歴や実務経験を問わず誰でも受験できます。施工管理に必要な知識を問う学科試験が中心です。
•第二次検定:
第一次検定合格後、所定の実務経験を積むことで受験資格が得られます。知識だけでなく、実務能力を問われる試験です。
つまり、まずは第一次検定に合格し、国家資格である「2級管工事施工管理技士補(技士補)」の資格を得ることが最初の目標となります。
この「技士補」は、履歴書にも堂々と記載できる国家資格です。資格を持っていることで管工事への意欲を証明でき、未経験者であっても就職や転職を有利に進めるための強力な武器になります。まず技士補の資格を取得し、就職後に実務経験を積んで「第二次検定」を目指すのが、最も効率的で現実的なルートといえるでしょう。
■2級管工事施工管理技士の受験資格

令和6年度から技術検定制度が改正され、第一次検定の受験資格が緩和されたことで、挑戦へのハードルが大きく下がりました。
第一次検定
• 試験実施年度において満17歳以上の方
第二次検定
• 第一次検定合格後、原則として3年以上の実務経験 (※学歴や保有資格によって必要な実務経験年数が短縮される場合があります)
まずは管工事会社へ就職し、実務を学びながら第一次検定の合格を目指すのがおすすめです。合格後は、日々の業務がそのまま第二次検定のための実務経験となり、着実にステップアップできます。
なお、制度改正に伴う経過措置として、2028年度までは旧受験資格での受験も認められています。
出典:一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級管工事施工管理技術検定の実施について」
・実務経験として認められるのは管工事業のみ
第二次検定で求められる実務経験は、建設業法で定められた29業種のうち「管工事」に該当するものに限られます。具体的には、以下のような工事が対象です。
冷暖房設備工事/冷凍冷蔵設備工事/空気調和設備工事/換気設備工事/給排水・給湯設備工事/厨房設備工事/衛生器具設備工事/浄化槽設備工事/ガス管配管設備工事/管内更生工事/消火設備工事/上水道配管工事/下水道配管工事
出典:KGKC建設技術教育センター「令和6度からの新受検資格における「実務経験」について」
出典:一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級管工事施工管理技術検定《検定区分》第二次検定 新受検資格 受検の手引」
■2級管工事施工管理技士を取得するメリット

資格取得は、あなたのキャリアに大きなプラスの効果をもたらします。
1. 就職・転職で圧倒的に有利になる
管工事は、あらゆる建物に必須のライフラインを支える仕事です。そのため、専門知識を持つ資格保有者は常に需要が高く、建設業界において引く手あまたの人材といえます。資格があることで、未経験からでも意欲と能力を客観的に証明でき、希望の企業への扉を開きやすくなります。
2. 年収アップが期待できる
多くの企業では、2級管工事施工管理技士の資格保有者に対して資格手当を支給しています。また、昇進・昇給の要件となっていることも少なくありません。資格取得が明確な評価基準となり、着実な収入アップへとつながります。
3. 「主任技術者」として現場の主役になれる
資格を取得すると、建設現場に必ず配置しなければならない「主任技術者」や、営業所に配置する「専任技術者」として認められます。施工計画の作成から工程・品質・安全の管理まで、工事全体を動かす中心人物として活躍でき、大きなやりがいと責任ある経験を積むことができます。
4. さらなるキャリアアップへの扉が開く
2級の資格はゴールではありません。実務経験を積むことで、より大規模な工事を担当できる「1級管工事施工管理技士」への道が開けます。さらに、「建築施工管理技士」や「電気工事施工管理技士」など、関連資格の取得にも挑戦しやすくなり、活躍のフィールドを大きく広げていくことが可能です。
》2級管工事施工管理技士でできることは?資格を取得するメリットやキャリアプランを紹介!
》管工事施工管理技士の1級と2級の違いとは?受験資格・難易度や知っておくべきポイントを紹介!
■まとめ

ご紹介した通り、2級管工事施工管理技士は、実務経験がなくても第一次検定から挑戦できる、未来への可能性に満ちた資格です。
資格を取得することで、就職や収入面でのメリットはもちろん、専門家としてキャリアを築いていく大きな自信を得ることができます。「未経験だから」とためらう必要はまったくありません。ぜひこの一歩を踏み出し、建設業界で活躍する未来を掴んでください。
■大都クリーン開発では、設備メンテナンスや設備施工管理を募集しています!

私たち大都クリーン開発は、大阪市を拠点に、ビルや商業施設の水道・電気・空調といった重要な設備を守るメンテナンス・工事業務を行っています。現在、私たちと一緒に成長してくれる「設備メンテナンス作業員」と「設備施工管理」の仲間を募集中です!
弊社には一級管工事施工管理技士をはじめとする経験豊富な先輩が多数在籍。未経験の方でも、現場でマンツーマンに近い形で丁寧に指導するので、安心して技術を習得できる環境です。充実した研修制度もあり、実際に未経験で入社した多くの若手・女性スタッフが第一線で活躍しています。
残業はほとんどなく、ワークライフバランスを大切にしながら働けるのも当社の魅力。さらに、資格取得支援制度を完備しており、働きながら2級管工事施工管理技士などの国家資格に挑戦できます。取得した資格は資格手当として給与に反映されるため、スキルアップが収入アップに直結します。
創業40年以上の歴史と、有名物件などを手掛けた実績もあるため仕事量は常に安定。さまざまな現場を経験しながら、現場作業員から施工管理者へ、あるいはメンテナンスのプロへ、自分に合ったキャリアを自由に築いていくことが可能です。
甲子園の年間シート支給といったユニークな福利厚生もご用意しています。 設備メンテナンスや施工管理の仕事に少しでも興味が湧いた方は、ぜひお気軽にご連絡ください。あなたと一緒に働ける日を、社員一同心から楽しみにしています!
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